ここのところ。
サッカーのワールドカップで久々に国歌を聞く。
思いだした。この歌。
世阿弥作 老松
最終場面地謡のところ。
地謡 これは老木乃神松の。
千代に八子代に。さざれ石の巌となりて。
苔のむすまで。
苔のむすまで。シテ 松竹。鶴亀の。
地謡 齢を授くるこ乃君の。
行末守れと我が神託乃。告を知らする。
松風も梅も。久しき春こそめでたけれ。
これは能の演目の中でも脇能。神様が登場する能の演目です。
小さい頃は巌とを岩音だと思って唱っていたので皆目意味がわからないでおりました。
今日。すっかり齢を授かったお陰で、この謡に込められる清らかな心を感じます。